> 怒りという感情に振り回されないためのコントロールの方法と対処その2

怒りという感情に振り回されないためのコントロールの方法と対処その2

こんにちは、こころは軽くなるを発信しているあたると言います。

今日のお話は前回の怒りが出た時の対処法の続きになります。

前回を少しだけ振り返ると、イラっとしてカットなった時に感情のままの言動では相手を傷つけてしまったり、大切な関係を失ってしまうかもしれない可能性を避けるために、「数を数える」ということで感情のままの言動ではなくて少し冷静になれるという事をお話ししました。

二つ目は、イラっとした時の事を思い出して腹立つ気持ちを思い出して怒りが出てくる時に対処法として「目の前の物質に意識を集中させる」という事でした。目の前の物質に意識を向けることで、今の怒りの感情から距離を取って意識を変えるという物でした。

さて今日は、①「離れる」②「書き出す」の2つのポイントのお話をしたいなと思っています。長いと読むのが面倒、しんどいう方は無理せずサラッと目を通してくれたら嬉しいです。

早速1つ目の「離れる」からお伝えします。

離れるとは文字通りその場から離れるという事です。よくある事例としては、恋人同士のケンカや夫婦ケンカ、同僚や先輩後輩との議論や意見の対立などの場面でイラっとして爆発してしまいそうな時なんかで使える対処法です。その場から離れる事で爆発して相手を言い合いや議論とは関係ない不満や内容をぶつけて傷つけてしまいそうな感情を一旦クールダウンさせるための行動です。もちろん、急にその場からいなくなれば相手も驚いたり心配したりするでしょうから、そんな時は少し離れることや離れる理由を簡単に伝えていいかもしれませんね。また5分くらいで戻るなど伝えることで相手にも時間の猶予を与える事にもなるのでお互い、少し冷静になれたりするので効果的な対処法です。

この対処法は、私も普段メンタルクリニックで相談に来られる人達に一つの対処法として伝えている内容であります。

2つ目の「書き出す」について、

これもそのままの意味で、紙に書き出すという物で、これも効果的な対処法として私自身実践している事の一つです。

イラっとした時や、過去の嫌な気持ちになった事を思い出して過去のことでも思い出してイライラが出てくる事は、生きてる中で当たり前のように溢れているだろうと思います。

パート1でもお伝えした「目の前の物質に意識を集中する」でもお話しした状況と同じ時に使える対処法です。嫌な記憶や苛立つ気持ちや考えを紙に書き出して(書き殴る)感情を外に出す作業として使い、気持ちをスッキリさせます。よくこのお話をクリニックに来られる人達にした時に書き方はどうすれば?と質問を受けるのですが書き方は何でも構いません。白紙の用紙に自由に書きたいように書き殴って下さいとお返事しています。綺麗に書かなくてもいいのです、自分しか見ないのですし、終わった後にビリビリに破いたり、くしゃくしゃに握り潰してもいいのですから、とくかく気持ち感情を白紙にぶつけて書き出すと、怒りの感情が表出されてスッキリします。

この方法は何も怒りだけに適していることではなく、何にでも使える本当に優れた対処法の一つだと思っています。

考えがまとまらない時、やならければいけない事(タスク)が多過ぎて頭では整理・処理が追いつかない時、不安や心配が現実的な物なのかなど認知療法として使う時、別れた失恋で悲しいつらい気持ちを抱えている時など、あらゆる場面で使用できる方法です。

一つ注意して頂きたいことは、「書く」という行為です。スマートフォンやPCで打ち込むのでは自分の手で書くという行動がとても大切になってきます。スマートフォンやPCに打つ出すというのも効果がないわけではありません。視覚化されるという点では同じですし、頭を整理することにも効果はあるとは思いますが、それでも自身の手で書き出す方がはるかに効果はあると思います。

今日お伝えした2つの方法もぜひ試してみて、少しでも感情に振り回されることなく気持ちが楽になって軽くなって欲しいと思っています。

あなたが今日1日を少しでも「ちょっと楽になったかも」と感じてくれたら嬉しいです。

それではまた次回にお会いしましょう。

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