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パニック障害とはなに?シンプルで分かりやすいパニック障害の話

こんにちは、こころの健康に向けて情報を発信してしているあたると言います。

こころの健康を維持するのって大変ですし、常に同じ状態なんてありませんので、

いつもより何だか気持ちがのらない日や集中力が続かない日があったりするのが

人間というものです。

しかし自分の疲れやストレスに気づかずにいるとある日心の調子を崩してしまうことが

私達の日常生活には常に潜んでいます。

そんなストレスに関連した精神疾患はいくつもありますが、本日はその中の一つである、

パニック障害についてお話したいと思っています。

すでにご存知の人はすでに知っていることばかりなので、ためなる話ではないかもしれません。

本日は、まだパニック障害がどういったものなのか色々調べている人に合う内容になっていると

思います。

パニック障害は比較的新しい疾患で、神経伝達物質の誤作動によって起こると言われて

いるのは、もうあなたもご存知かもしれません。

私たちは日常生活、社会生活を送るなかで、日々ストレスを受けながら生きています。

ストレスは生きていくなかで少なからず必要なものなのですが、負担がかかるストレスを

常に受け続けると、心身に影響があるのはご存知かと思います。

私たち人間は嫌なことや痛みなどマイナスなことを感じると、ノルアドレナリンという

物質が出ます。これが放出することで、不安や恐怖などに立ち向かったりする力になったり、集中力を高めたりします。

このノルアドレナリンが不足するとストレスに弱くなるので、やる気が出なかったり集中力が低下します。

しかし、反対にたくさん分泌されると、今回のお話である「パニック発作」が起こります。

つまり、本来、嫌なことや恐怖や不安、痛みなどを感じた時に出るノルアドレナリンが、何もないときにたくさん出てしまって、不安を感じたり何とも言えない落ち着かない気持ちになってパニック発作が出てしまうんです。

パニック発作は脳の誤作動で起こるということなんですね。

このパニック発作が何回か続くと、人は次も起こったらどうしよう‥起こったら怖い、と

思うようになるんですよね。次も起こったら‥と心配して意識が持っていかれ、結果的に

不安発作が起こってしまい辛く苦しい経験をしてしまいます。

そしてまた次の時に、「この前みたいにまたなったらどうしよう」と、

まだ起こっていない先のことを予測して不安になってしまいます。

これを予期不安と言います。

この予期不安から不安発作が起こるという悪循環に陥ってしまうことが非常に多いです。

そして日常生活の行動範囲に制限がかかって生活に支障をきたしてしまうことで

「パニック障害」となります。

パニック障害の代表的な症状として

・先ほどお話した予期不安

・そして広場恐怖です。

広場恐怖は、電車やバスなどの乗り物、渋滞や長蛇の列、人によっては美容院やエレベーターなど、身動きが取れない、逃げ場がないような場所に身を置くことに不安や恐怖を感じ、それらの状況や場所を避けようとします。

また身体症状としては

・動悸

・発汗や冷や汗

・頭痛やめまい

・何とも言えない不安感

・気が狂ってしまうのではないか、自分が奇異な行動をとってしまうのではないか、という不安

・死んでしまうのではないかという恐怖

・息苦しさ、胸の圧迫など

パニック障害の治療は薬物療法と精神療法になります。

パニック障害は他者には分かりにくく、本人の中でしか起こっていないので理解も得られにくさもあります。

また生活の制限、行動制限を受ける辛さや苦しさ、今まで出来ていた当たり前ができなくなったもどかしさ、

さまざまな気持ちがあると思います。

でも大丈夫です。

パニック障害は回復もするし行けなくなった場所や乗り物も行けたり乗れるようになります。

必ず大丈夫です。

なぜなら私自身がパニック発作を起こして予期不安や広場恐怖を抱えても、高速道路に乗ったり

渋滞でも平気になり、避けていた場所や苦手だった乗り物にも乗れるようになったのですあら‥。

次回もパニック障害の話をお伝えしたいと思います。

それではまたお会いしましょう。

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