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依存症の人の家族はどう対応したらいい?   ポイント4

こんにちわ、こころは軽くなるを発信している精神保健福祉士のあたると言います。

今日は、前回の続きで依存賞の人を持つ家族の対応について、具体的にコミュニケーションの

方法の大切なことを3つお伝えしていきたいと思います。

その3つとは

1、私を主語にした言い方

2、肯定的な言い方

3、簡潔な言い方

一つずつ見ていきましょう。まず一つ目の「私を主語にした言い方」ですが、

これ依存症の家族に限った話ではないのすが、人は相手に何か不満や注意、間違いを指摘する時、

「あなたは何でいつも○○なの⁉︎もう何度も言ってるよ!」や「あなたのしてることは○○で間違ってる」とか

「いつもそうだね、(あなたは)また同じようにするつもりなの⁉︎」という具合に‥。

これらは全て主語が「あなた」からはじめる伝え方です。この伝え方は相手に攻撃的な言い方になってしまったり、相手には責められてる、否定されてるというマイナスな捉え方しかできずに、返って反発、抵抗があり、

口論になったりケンカに発展していく交流のパターンになります。

そこで、主語をあなたではなく「私」(I(アイ)メッセージと言います)を主語に言い方に変えると相手に伝わる印象や受け止め方が変わります。

例えば、「会社を無断で休むと、私は会社で悪く言われたりするんじゃないかって、心配」とか

「この前言ってたこと、そういう考え方もあるかもしれないけど、私はこう思う」

「私は(あなたが)心配だから止めてほしいって思ってる」という感じです。

このように主語を私にすることで攻撃的な言い方にならずにトゲのない伝え方になります。

次に二つ目の「肯定的な言い方」

これは言葉の通り、物事を否定的な言い方ではなく、肯定的な伝え方に変換するということです。

人は関係が悪くなってる時や苛立を抱えている時には、「〜ない、〜のに、〜になる」という否定的な言い方に

なったりします。そうなると受け取る相手も拒絶したり反発したりすることになります。

そういったやり取りにならないように、あなたがこうなってほしいという望むことを伝えるなら、肯定的な言い方に変えて「〜したら〜になる」という言い方に変えてみる、伝える印象は変わります。

例えば、いつも相手に話をしている時にTVや携帯ばかり見てる時に、人はつい「何でいつも人が話してる時に携帯ばかり見ながらなの?聞いてるの?ちゃんと聞いてよ。話してる時くらい携帯触りの止めて!」具合になってしまいがちです。

これを肯定的な言い方で上記「〜したら〜になる」を使うとしたら、こうなります。

「私の話しをちゃんと聞いてくれたらう、私は嬉しいから夕食も気合いが入るかも。そしたらあなたも嬉しくて気分良く食べれるよ」みたいな感じでしょうか。

このように定的な言い方より肯定的な言い方の方が相手の受け取りも変わるので行動も変化しやすいということなのですね。

最後の三つ目は「簡潔な伝え方」です。

これも言葉の通りで、本当に伝えたいことはシンプルなので、関係が悪くなっていたりすると伝えたいことだけでなく、ダラダラと自分の不満などの感情も一緒に言ってしまい、相手には嫌な感情しかに残らず、家族の望んでいることは残っていないことになります。

そのようなことにならないために、一度に言いたいことを伝えるのではなく、言いたいことは一つずに絞って伝えるようにするようにしましょう。

以上、依存症の人を持つ家族のコミュニケーションの大切なポイントです。

これらの手法は何も依存症の人だけに限ることではなく、私たちの日常生活での人間関係での対話の仕方でも

役に立つものなので覚えておいて損はないと思います。

3つをお伝えしましたが、いきなり上手にできるものでもないかもしれませんので、練習したり試しに一回使ってみたりして、少しずつできるようになれればそれで良いのです。

一つひとつ取り組みやすい方から練習して実践してみてくださいね。

今日はどんな一日でしたか?

家族も笑顔に生活を送って少しでも充実した一日を送ってほしいと思っています。

それではまたお会いしましょう。

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