こんにちは、こころは軽くなるを発信している、精神保健福祉士のあたると言います。
本日は、依存症の人を持つ家族がどのように本人と関わっていけば良いのか、
少しでも回復に繋がるように関わりたかったり、医療機関に診察に繋がるようにするには
どのように対応したら良いのか、そのポイントの3つ目であるコミュニーションについて
お話したいと思います。
ポイントは
・家族の本当の気持ち、願望をまず改めて確認する。
・感情をぶつけるのをやめて対話できるようにするために、
コミュニケーションの取り方を改善する。
では一つずつ説明していきますね。
まず、家族の本当の気持ち願望を改めて確認する、ということですが、一見するとどういうこと?と
不思議に思うかもしれません。
家族に依存症の人がいると、いつの間にか家族も巻き込まれて、日々本人の依存症の問題のことを考えたり、
自分の生活(1人の時間や安心できる時間や趣味の時間、気分転換など)も影響を受けて、自分の生活を
送れない状態になったりいます。
そうなると家族も余裕がなくなり、いつまで経っても変わらない本人に苛立ちが溜まり、
つい感情的になり、本気で思っていないことを口走ったりして、口論になったり、最悪暴力になって
しまったりすることになります。
ですので、改めて、本人にどうなってほしいのか、家族が望んでいる気持ちを再確認する作業から始める事が
大事になってきます。家族が自分の気持ちや願望を確認することで、それに向けて何をしていけば良いのか、
課題も考えれるようにもなります。
そして次のポイントにある、感情的にならずに対話できるようにするためにコミュニケーションの
取り方を改善する、という段階に移っていきましょう。
先にも述べたように、家族自身が精神的な余裕がなくなりやすくなり、つい感情的な思いをぶつけてしまうという
やりとりになることが多いと思います。当然ですよね、何度も嘘をつかれたりして裏切られた気持ちになったりも
していることと思いますし、家族への影響も計り知れないものだと思います。
そんな心境も十分に理解もしています。
しかし感情的に苛立ちや思いをぶつけても状況は変わらなく、返って悪化してしまうリスクは高まります。
そうならないために対話、コミュニケーションの取り方を今までと違う方法で接してみませんか?
次回、その手法の重要な3つをお伝えしたいと思います。
家族のあなたも自分の生活を大切にして過ごしてほしいと思います。
家族が少しでも充実した生活を送ることで、本人にも変化に繋がるきっかけになります。
何より本人のためというより、あなた自身のために大切な時間を過ごして欲しいです。