こんにちわ、心の健康 こころは軽くなるを発信している精神保健福祉士のあたると言います。
今日の話は、ギャンブル依存症についてです。
ギャンブルに依存症ってあるの?それって病気になるの⁉︎単に意思の弱い甘えだけなんじゃないの⁉︎と
いう声も聞こえてきますが、医学的にも疾患として認められています。
人は快楽、快感を得ると脳内でドーパミンという物質が発生します。
ギャンブルで話をすると、勝つときの興奮。勝つか負けるかのドキドキから数万円、数十万勝った時、
脳内でドーパミンが発生します。
楽しく出来ているから良いように思うかもしれませんが、このドーパミンは発生しても
また枯渇します。
何度もギャンブルで興奮や快感を得ることを繰り返すうちに、脳ではもっともっとと命令を出します、
そしてドーパミンはすぐに枯渇して快感を得るように指示だし命令を出し続けます。
これに抵抗して止めることはなかなか出来ずに、ギャンブルに行こうとしてしまいます。
これをギャンブルではなく違う方向にベクトル向けることが大事にもなって来ますが、
意思一つで変えることは辛い物でなかなか難しいのが現実です。
ではギャンブル依存症の治し方は何があるの?ということですが、
アルコール依存症の時と同じになりますが、医療機関や精神保健福祉センターなどで
実施している、ギャンブル依存症の回復プログラムがあるので、プログラムを受けることが一つ。
またギャンブルの自助グループもあるの住んでいる地域のギャンブル自助グループ(GA)に
参加をして、同じ依存症の課題を持つ仲間の話しを聞いたり、自分自身の話をすることで、
気づきや発見、共感したり、ギャンブルがない生活を送るための知恵や知識も得られると思います。
他にギャンブル依存症を治していくには、もう一つ大切なことがあります。
依存症になる背景にはその人の生活のしにくさやストレス対処の力が弱かったり、
本音を誰にも言えないことや安心できる場所がなかったりすることが多々ありますので、
その生きにくさの部分を解決していくことが大切だと感じています。
まずは、自助グループ(GA)の参加や医療機関や精神保健福祉センターで実施している、ギャンブル依存症の
回復プログラムの受けることをまずお勧めします。